2023年2月18日土曜日

“運転禁止命令”の柏崎刈羽原発 原子力規制委2人が現地調査

 17日、原子力規制委2人が柏崎刈羽原発現地入りし、4回目の現地調査を行いました。これで規制委の5人全員が柏崎刈羽原発を現地調査したことになります。原子力規制委この春にも「事実上の運転禁止命令」を解除するかどうか、判断することにしています。
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“運転禁止命令”の柏崎刈羽原発 原子力規制委員会の委員が現地調査
                         BSN新潟放送 2023/2/17
テロ対策の不備により事実上の運転禁止命令が出されている柏崎刈羽原発で原子力規制委員会が4回目となる現地調査を行いました
柏崎刈羽原発で現地調査を行ったのは、原子力規制委員会の田中知委員と石渡明委員です。事実上の運転禁止命令が出されている柏崎刈羽原発で、テロ対策に関する取り組みの状況や設備の改善状況などを確認するのが目的です。
2人の委員は原子力規制庁の検査チームのメンバーらと社員同士のコミュニケーションがしっかりとられているか、海岸から砂が吹き付けるという厳しい条件のもとで設備が機能しているかなどを見たということです。
【田中知委員】「東京電力というか柏崎刈羽原発全体として、横の関係とかを含めてのコミュニケーション等で、もうちょっと工夫しても良いのかなという感想を持ちました」
石渡明委員】「主に自然ハザード関係の審査を担当しているので、その観点から主に見せてもらった。改善されていることは確かだ。ただこれで十分かというとまだ少し問題があるかなと」
現地調査は4回目で、これで原子力規制委員会の委員5人全員が現場で直接状況を確認したことになります。
原子力規制委員会はこうした調査や東電の取り組みを踏まえ、この春にも「事実上の運転禁止命令」を解除するかどうか、判断することにしています。


柏崎刈羽原発の核セキュリティー不備問題 原子力規制委員会の委員2人が現地で調査
                        TeNYテレビ新潟 2023/2/17
柏崎刈羽原発の核セキュリティーの不備に関して行われている原子力規制委員会の追加検査で2月17日、委員2人が現地入りしています。
柏崎刈羽原発は核セキュリティー上の問題などが相次いで発覚し、運転を事実上禁止する処分を受けています。
これを受け、現在追加検査を行っている原子力規制委員会…。田中知委員と石渡明委員が17日、現地を訪れて核物質防護における改善状況などを確認しています。
これで原子力規制委員会の委員長と委員…5人全員が現地を訪れて調査したことになります。
石渡明委員〉「新たな防護設備の設置計画などの適切性について見せていただきたいと考えております」

原子力規制委員会は事実上の運転禁止処分を解除するかどうかについて、この春には判断するとしています。