2023年2月26日日曜日

原発の運転期間延長 検討チーム初会合(詳報)

 22日、60年超原発の安全性を確認するための技術的な評価基準などを検討するチームの初会合が開かれましたNHKの報道を詳報として紹介します。会議では、
60年から先も現在の老朽化対策の延長線上で十分か検討すべき
時間が来たらそれ以上動かせないという規定にしておいたほうがよい
などの意見が出されたということです。
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原発の運転期間延長に対応 具体的基準の検討開始 原子力規制委
                    NHK NEWS WEB 2023年2月22日
原子力規制委員会は、原子力発電所の運転期間を実質的に延長する政府の方針を受けて、原発の老朽化に対応するための具体的な基準などの検討を始めました。
現在の法律で最長60年とされている原発の運転期間を、実質的に延長する政府の方針を受けて、原子力規制委員会は老朽化に対応する、新しい制度を賛成多数で決定しました。
22日は、運転開始から60年を超えた原発の、安全性を確認するための技術的な評価基準などを検討するチームの初会合が開かれました

出席した委員からは「現在もやるべきことはやっているということはきちんと示す必要があるが、十分やっているかと言うと足りないところがあると思う」とか「日本という自然災害のリスクが高い特殊な環境で、できることはないか考えるべき」などと、60年から先も現在の老朽化対策の延長線上で十分か検討すべきという意見が相次ぎました。
また、会合には、60年を超える運転を認めることに反対した石渡明委員も出席し「時間が来たらそれ以上動かせないという規定にしておいたほうがよい」と改めて主張しました。
検討チームでは、新制度の国民向けのわかりやすい説明についても検討し、1か月程度で概要をまとめることにしています。