2023年3月23日木曜日

23- 全部の照明消えてIAEAの監視中断 六ケ所村の日本原燃が再発防止策

 六ケ所村にある使用済み核燃料再処理工場で1月2時間ほど全灯が消えてIAEA=国際原子力機関の監視が一時中断された問題について、再発防止策が規制委に提出されました。
 各部署が縦割りで業務を行っていて必要な情報共有が図れていないことが背景とされていますが、それだけでは電球切れ未処置との結びつきがよく分かりません。
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照明消えてIAEAの監視中断 青森・六ケ所村の日本原燃が再発防止策
                       ABA青森朝日放送 2023/3/22
六ケ所村にある使用済み核燃料再処理工場で1月、IAEA=国際原子力機関の監視が一時中断された問題についてです。日本原燃が、再発防止策を原子力規制委員会に提出しました。
再処理工場では、原子力の平和利用を図るため、IAEAが核物質の移動を常に監視しています。日本原燃によりますと、1月28日に使用済み核燃料をせん断する前の部屋で、照明がすべて消えたために、午前10時から2時間ほどIAEAの査察カメラによる監視ができなくなりました。
日本原燃は、消えていた照明のうち3つについては球切れだったことを把握していましたが、交換していませんでした。各部署が縦割りで業務を行っていて、組織間の連携が悪く、必要な情報共有が図れていないことが背景にあったとしています。
日本原燃 小林章夫報道部長】
「自分の部署の仕事は大丈夫といった観点で仕事をしてしまったこと、さらにはそれらの横のつながりをふかんして見ていなかったという、組織間の連携についての問題があったと考えています」
このため、日本原燃では各部署の作業計画を共有し、再処理工場長が必要な措置を確認するとする再発防止策をまとめ、原子力規制委員会に提出しました。