2023年3月8日水曜日

柏崎刈羽原発 運転禁止命令の「解除」判断遅れる可能性

 原子力規制委6日、稲垣武之所長から改善の状況など聞き取りを行いました。その結果、「春頃」としていた運転禁止命令解除の判断が遅れる可能性が出てきました。
 古金谷敏之チーム長は、「いま具体的にメドが経っているという風に認識していない(要旨)と述べました。
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【原発】運転禁止命令の「解除」判断遅れる可能性 規制委「まだ課題がある」
                     UX新潟テレビ21 2023/3/7
柏崎刈羽原発のテロ対策上の不備を巡って原子力規制委員会は6日、稲垣武之所長から改善の状況などを聞き取りました。「春頃」としていた運転禁止命令解除の判断が遅れる可能性が出てきました。
冒頭、規制委員会側からはテロ対策の改善状況や東京電力としての認識を確認したいと説明がありました。

■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「自ら課題を見出して改善計画を続けていくことを実効性をもって進める段階に来ていると考える」
3月3日には、小早川智明社長の聴き取りも実施されました。柏崎刈羽原発は、テロ対策上の不備を受けて事実上の運転禁止処分となっています。規制委員会は聴き取り後、運転禁止解除の判断の可否について「まだ課題がある」との認識を示しました。

■古金谷敏之チーム長
東京電力の取り組み次第ですので、今具体的にメドが経っているというところは私としては認識していない。」

これまで春ごろとされていた運転禁止命令の解除の可否の判断が遅れる可能性を示唆しました。