北陸電力は原子力規制委員会に提出した津波の想定に関する資料に216か所もの記載の誤りがあったことについて、最大高さを見直しの過程で、新たに176ケースにわたる解析データが追加されため、膨大な追加解析で整理が追いつかなかったなどと説明しました。
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「膨大な追加解析で整理が追いつかなかった」志賀原発2号機の審査会合提出資料ミス 北陸電力が原因説明
KNB北日本放送 2026/10/2
北陸電力は原子力規制委員会に提出した資料に216か所もの記載の誤りがあったことについて、膨大な追加解析で整理が追いつかなかったなどと説明しました。
この誤りは北陸電力が今年6月に開かれた志賀原子力発電所2号機の審査会合に向けて提出した、津波の想定に関する資料で見つかったものです。
この資料で北陸電力は原発周辺の断層が連動した場合の津波の想定を、おととしの能登半島地震などを踏まえて見直しました。
その結果、津波の高さを従来の「最大7.1メートル」から5メートル余り引き上げ「最大12.66メートル」とするなど、修正しました。
ただ、この修正にあたり、北陸電力が提出した資料に216か所の記載の誤りがあり、規制庁から「200か所以上のミスは普通ではない」などと厳しい指摘を受けていました。
きょうの会合で北陸電力は誤りが起きた原因について、見直しの過程で新たに176ケースにわたる解析データが追加されため整理が追いつかず、人員や作業管理も不十分だったと説明しました。
ただ、それ以前に提出した審査資料には誤りがないことを確認したとして、再発防止に努めるとしました。
志賀原発2号機の再稼働審査資料に216か所の記載ミス問題 北陸電力 規制委に原因など説明
テレビ金沢NEWS 2026/10/2
志賀原発2号機の再稼働審査を巡り、北陸電力の作成資料に200か所以上の記載ミスがあった問題で、北電は2日、原子力規制委員会に原因などを説明しました。規制委員会側は、準備が不十分な場合は提出を控えるよう指摘しました。
■原子力規制委員会・山岡 耕春 委員:
「非常に忙しい中で仕事をしていたのだろうということは、容易に想像できます」「必要な時は勇気をもって(提出を)引き返すと」
北陸電力の記載ミスは216か所に及び、志賀原発2号機で想定される津波の高さや断層の長さなど、安全性の根幹に関わる数値も間違っていました。
今年6月の会合で、規制委員会側は「普通ではない」「審査を急いでいるのではないか」などと厳しく注意した上で、原因の究明を求めていました。
2日の会合で北電側は、能登半島地震で原発周辺の断層評価が見直され、新たに176ケースのデータ解析が追加されたことなどにより、チェック体制に不備が生じたと説明しました。
今後は、膨大なデータをさみだれ式に処理するのではなく、整理・統合した上で厳重にチェックを行い、資料などに転記するとしました。
これに対し、規制委員会側は再発防止の徹底を求めるとともに、準備が不十分な場合は資料を提出しないよう指摘しました。
■原子力規制委員会・山岡 耕春 委員:
「『すみません、ちょっと…』と言ってもらえれば、こちらはヒアリングを延期するとか、いろいろ柔軟な対応はできる」「今後、ひょっとしたら、また何かあるかもしれませんので」
志賀原発2号機の再稼働審査は、今回の問題を受けて中断されていましたが、早ければ11月中旬にも再開される見通しです。