2019年10月26日土曜日

26- 台風15号で倒壊した原子炉冷却施設の設計など調査へ

 茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究用原子炉を冷却するための高さおよそ17メートルある施設が、先月の台風15号で倒壊した件で、原子力規制委は施設の設計や施工に問題がなかったか調べることを決めました
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台風15号で倒壊の原子炉冷却施設 設計など調査へ 原子力規制委
NHK NEWS WEB 2019年10月23日
茨城県にある研究用原子炉の冷却施設が先月、基準を下回る台風の風で倒壊した問題について、原子力規制委員会は設計などに問題がなかったか調べることになりました。
 
これは茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究用原子炉を冷却するための高さおよそ17メートルある施設が、先月の台風15号で倒壊したものです。
施設は51年前に完成し老朽化などから廃止が決まっていて、運転を停止していました。放射性物質の漏れはありませんでした。
原子力機構が調べたところ台風の際に敷地内で観測された最大瞬間風速は施設の設計基準を下回っていたということで、23日開かれた原子力規制委員会では委員から「研究炉が運転中に倒壊した可能性もあったのではないか」といった指摘や「過去に安全性の評価が行われて設計されたが、そこに問題はなかったのか」などの指摘が出ました。
 
これを受けて規制委員会は施設の設計や施工に問題がなかったか調べることを決めました。