2019年10月27日日曜日

梶山弘志・新経産相は動燃開発事業団の出身

 新しく経産相になった梶山弘志氏は、同じく通産相を経験した梶山静六氏の子息ですが、日大の法学部を卒業したのち動核事業団(現・日本原子力研究開発機構)に約6年間勤務していました。
 この経験からある電力業界幹部は、「原発や原子力産業の基礎的な知識、知見がある。原発再稼働など、日本のエネルギー行政にとってプラスだ」と述べ、東海第2原発がある茨城県が選挙区であることから、電力業界関係者は「再稼働合意に向けた地元自治体との連携も進む」とその手腕注目しているということです
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【経産相辞任】電力業界、梶山氏の手腕に期待
産経新聞 2019年10月25日
 梶山弘志経済産業相の就任を電力業界は総じて歓迎している。地方創生担当相としての仕事ぶりに一定の評価があったことに加え、原子力政策にも理解があるためだ。
 梶山氏は大学卒業後、動力炉・核燃料開発事業団(動燃、現・日本原子力研究開発機構)で勤務した。この経験からある電力業界幹部は、「原発や原子力産業の基礎的な知識、知見がある。原発再稼働など、日本のエネルギー行政にとってプラスだ」と指摘する。
 また、父であり通商産業相を経験した、梶山静六氏の秘書を務めていたことなどから、「経済産業関連の行政全般についても、的確にこなせるのでは」と、大手電力会社幹部は期待を寄せる。
 
 ただ、関西電力問題などで、日本のエネルギー政策や原発再稼働に向けた環境は、厳しさを増している。日本原子力発電の東海第2発電所がある茨城県が選挙区であることもあり、電力業界関係者は「再稼働合意に向けた地元自治体との連携も進む」とも述べるなど、その手腕が注目されている。