2019年10月20日日曜日

原子力規制委 原発事故の調査再開 放出経路など調査へ(詳報)

 19日付で紹介した記事とダブりますが、NHKが多少詳しく報じましたので詳報としてお伝えします。
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原子力規制委 原発事故の調査再開 放出経路など調査へ
NHK NEWS WEB 2019年10月19日
福島第一原子力発電所の事故について、原子力規制委員会は事故の原因調査を行う検討会を再開し、18日の初会合で、放射性物質の放出経路など、3つのテーマで調査や分析を進めていくことを決めました。
 
原子力規制委員会は福島第一原発の事故のあと、原因の調査や分析を行う検討会を立ち上げ、5年前に(H26)報告書をまとめたあと、一時、休止していました。
その後、現場の放射線量が下がるなどし、新たなデータの採取や調査が可能になったことから検討会の再開が決まり、18日、初会合が開かれました。
この中で今後の大きな方針が話し合われ、原子炉格納容器の圧力の低下のさせかたや放射性物質の放出の経路、そして、どのように原子炉を冷却したかの、大きく3つのテーマで事故の調査分析を進めていくことを決めました。
 
会合の中で、原子力規制委員会の更田豊志委員長は「例えば圧力を下げる装置で言えば、設計思想そのものから調べていきたい」などと述べたほか、オブザーバーで参加している東京電力の担当者は「これまでアクセスできていない場所にチャレンジをすることになると思う。調整を行っていきたい」と話していました。
検討会は今後、福島第一原発の現場調査も計画していて、来年中を目標に報告書を取りまとめたいとしています。