東電は仙台市に、12、13年度の下水道事業・汚染汚泥処理の賠償として1億3千万円を支払うことでADRで和解しました。仙台市は直接協議で得た1億2千万円と合わせてほぼ請求額を獲得しました。市と東電のADR和解は初めてです。
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仙台市と東電、ADR和解 下水道事業で1億3000万円支払い
河北新報 2019年11月22日
仙台市は21日、東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償請求の和解仲介手続き(ADR)で、東電が2012、13年度の下水道事業の賠償として、1億3000万円を支払うことで和解したと発表した。市と東電のADR和解は初めて。
賠償は放射性物質を含む汚泥焼却灰の保管・処分、放射線測定に要した費用。市は11~13年度分として2億5440万円を請求し、直接協議では1億2010万円が支払われ、残りの賠償を15年12月にADRセンターへ申し立てていた。
今後は14、15年度分の1970万円と17、18年度分の費用も東電に請求する方針。市はこのほか、11~13年度に一般会計で支出した5290万円、11~15年度の水道事業の2530万円の賠償もADRセンターに申し立てしている。