2019年11月14日木曜日

都立水元公園(葛飾区)の土壌の放射能汚染

 福島第一原発から200キロ以上離れている都立水元公園(東京都葛飾区)は、空間線量としては都心よりもわずかに高い程度のレベルですが、土壌放射性セシウムの濃度を調べると、29地点のうち12地点で放射性廃棄物の基準(1キロ当たり8000ベクレル)を超えました決定的に汚染しているということです。
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都立水元公園(葛飾区)の放射能汚染は今
東京新聞 2019年11月13日
 東京23区で最大規模を誇り、湖沼の景観が広がる都立水元公園(東京都葛飾区)。東京電力福島第一原発から200キロ以上離れるが、都内の公園では事故の影響が最も強く残る。首都圏で測定を続ける丹野心平さん(39)と森本祥江さん(58)とともに調べた。

 調査は、都環境局職員の立ち会いのもと9月中旬に実施。都心近郊のホットスポットに近いとはいえ、正直なところ「大したことはないだろう」と思っていた。歩道の放射線量は、都心よりもわずかに高いかどうかというレベルだった。
 しかし、いざ各地の土壌を採取して放射性セシウムの濃度を調べると、29地点のうち12地点で放射性廃棄物の基準(1キロ当たり8000ベクレル)を超えた
 濃度の高い地点は、雨水が集まりやすい少し低い場所が多かった。ただ、地形的な変化のない場所でも数千ベクレルあるのには驚かされた。濃度の割に放射線が低い地点も散見れるが、汚染土の分布が狭いためとみられる。(山川剛史)