2022年3月12日土曜日

メモリアル・スタンディング(11日)に16人が参加 湯沢町

 「なくそテ原発・柏崎大集会」実行委員会に参加している「原発をなくす湯沢の会」は、福島原発事故から11年になる3月11日、のぐち湯沢ハーツ店前の国道で、「原発再稼動反対」と原発を再稼動しない知事の誕生訴えて「メモアル・スタンディング」をおこないました。

 近隣の組織の皆さんも含めて総勢16人が参加し、それぞれが黄色地に黒文字の「再稼働NOの知事を」、「なくそテ原発」、「再稼働を許さない」、「福島 忘れない」等と書かれたA3版の手作りのプラカードを掲げて、2時半から30分スタンディングしました。
 その後参加者は「行動アピール」(下記)を確認して散会しました。

追記)アピール文には〝再稼働NOの知事を”に関して次のように書かれています。
 現知事は「(再稼働については)県民に信を問う」との選挙公約に反して、選挙や住民投票によって直接県民の意向を把握することなく、「県議会の意見を踏まえて」判断したいと県議会で答弁しました(2020年12月3日)。知事と地元自治体(柏崎市と刈羽村)とで 再稼動容認の「地元同意」に持ち込むシナリオだったのです。
 また原発問題の3つの検証に政治的圧力をかけ、技術委員会委員の不再任問題を起こし、東電から研究費を受けている人を新たな委員に任命し、技術委員会の検証とその結果の信頼性を損なう措置を取りました。
 再稼働の賛否について、文字どおり「県民一人ひとりに信を問う」とともに、多面的で公正な厳しい検証を保証する新しい知事、「再稼動NOの知事」の誕生が求められます。これは多くの県民の声です
 新潟知事選は今年5月に行われます。
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            ≪行動アピール文≫
柏崎刈羽再稼働反対・廃炉実現へ、再稼動NOの知事の誕生など大きく運動を進めよう
「なくそテ原発・柏崎大集会」実行委員会に参加する各団体と賛同団体は、東日本大震災、福島原発事故から11年の3月11日を中心に各地でメモリアル・スタンディングを行いました。
 参加者は、「なくそテ原発!」「福島、忘れない」のカードとともに、5月の新潟県知事選挙を念頭に「再稼動NOの知事を」ないしは「再稼動しない知事を」のカードも掲げアピールしました。
◆東京電力には原発の運転能力も資格もないことは明白です。 
 2021年春、柏崎刈羽原発でID不正使用に続いて侵入検知設備の故障放置など核物質の防護不備問題が発覚し、原子力規制委員会は是正措置命令を出しました。東電の改善計画書提出を受けて、追加検査を開始されました。
 2002年のトラプル隠し以来、失敗と謝罪を繰り返した末に、商業炉では初となる是正措置命令を受けました。東電は原発事業から撤退し、廃炉作業に取り掛かかるべきです。
◆福島原発事故から既に11年になりますが、事故を風化させることな<、実態に見合った被災者支援と、福島の真の復興をめざすことが何より重要です。
 トリチウムを含む汚染水の海洋放出は、絶対に容認できません。裁判をはじめ東電と国は原発事故の責任を自覚した十分な対応をすべきと考えます。
◆実効性のある避難計画を県民は強く求めています。この期待に応えるよう新潟県と知事、各首長の最大限の努力を要請します。
◆5月の県知事選の結果は柏崎刈羽原発の再稼動問題の行方に大きく影響します。現知事は「(再稼働については)県民に信を問う」との選挙公約に反して、選挙や住民投票によって直接県民の意向を把握することなく、「県議会の意見を踏まえて」判断したいと県議会で答弁しました(2020年12月3日)。知事と地元自治体(柏崎市と刈羽村)とで再稼動容認の「地元同意」に持ち込むシナリオだったのです。
 また原発問題の3つの検証に政治的圧力をかけ、技術委員会委員の不再任問題を起こし、東電から研究費を受けている人を新たな委員に任命し、技術委員会の検証とその結果の信頼性を損なう措置を取りました。
 再稼働の賛否について、文字どおり「県民一人ひとりに信を問う」とともに、多面的で公正な厳しい検証を保証する新しい知事、「再稼動NOの知事」の誕生が求められます。これは多くの県民の声です。
◆そもそも福島原発事故をはじめ過去の重大事故で明らかなように、人の手による原発の制御はできず、人類は原発と共存できません。再生可能エネルギーの発電コストが原発の発電コストを下回り、もはや原発はビジネスとしても成り立ちません。
 新しい地産地消型の電力・送電が求められています。再生可能エネルギーヘの転換により経済発展の展望を切り開くことが重要です。
◆ロシア軍がウクライナにおいて稼働中で、欧州最大級規模の原発を攻撃・占拠したことは、新たな大惨事となる原発事故を誘発しかねない人類史上初の暴挙と言わなければならず、決して許すことはできません。
 ロシアに対して原発への攻撃・占拠を止め、早期停戦、ウクライナからの全面撤退を求めます。今回の事態は原発の危険性を改めて痛感させるものであり、原発をなくす運動を一層強化するものです。
◆「なくそテ原発・柏崎大集会」実行委員会に参加する各団体と賛同団体は、改めて、福島原発事故を風化させることなく、東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働を許さず、廃炉実現に向けて一層大きく、運動を進めていく決意をここに表明するものです
                              2022年3月11日
           「なくそテ原発3.11メモリアル・スタンディング」参加者一同