2022年3月17日木曜日

福島第1原発に震度6強の地震

 廃炉作業中の福島第一原発に震度6強の地震が襲いましたが、重大な損傷等はありませんでした。

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福島第1原発でプール冷却停止 敷地内タンクずれも
                             共同通信 2022/3/17
 宮城県と福島県で震度6強を観測した地震で、東京電力は17日、福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールの冷却を停止した。プールには燃料が615体入っているが、東電は「冷却が止まっても、水温が運転管理上の制限値である65度に上昇することはない」としている。
 東電によると、17日午前0時10分ごろ、プールにつながるタンクの水位が低下したため、手動でポンプや弁を止めた。他に5号機と第2原発の1、3号機でも停止したが、17日午前4時すぎまでに復旧した。いずれもプールの水位に変化はないという。
 第1原発では、汚染水を敷地内で保管するタンク1基がずれていた。


福島第一原発5号機 使用済み燃料プール冷却設備が停止
                                 2022/3/17
東京電力によりますと、福島第一原発で、地震の影響により5号機の使用済み核燃料プールの冷却設備が現在停止しているということです。この設備を稼働する際の制限温度の65℃に達するまでに11日かかるとみていて、時間的な余裕があるとしています。
また、2号機では17日午前0時11分に使用済み核燃料プールにつながるタンクの水位が低下していることを確認したことから、冷却するための水の循環を手動で停止させたということです。
使用済み核燃料プールが制限温度の65℃に達するまでにはかなりの時間がかかるとみていて時間的な余裕があるとみています。


福島第一原発2号機“水位低下”水の循環止め対応
                          日テレNEWS 2022/3/17
東京電力などによりますと、午前0時11分に福島第一原子力発電所の2号機で使用済み核燃料プールに水を送る装置の水位が低下しました。使用済み核燃料がむきだしになるのを避けるため、水の循環を止めて対応したということです。
水の循環を止めたことによって放射線量が上がる心配はないということです。
東京電力は、地震との関連を含め原因を調査しています。


《福島県・最大震度6強》
福島第二原発冷却を再開 温度の上昇確認されず
                           福島テレビ 2022/3/17
東京電力によると、廃炉作業が行われている福島第二原発では、1号機と3号機の使用済み燃料プールの冷却が、16日午後11時39分に地震により自動停止したという。
3号機については、17日午前0時22分に冷却が再開。1号機についても午前1時43分に冷却が再開され、温度の上昇は確認されていないという。