2022年3月23日水曜日

23- 福島原発の処理水放出計画 IAEAが規制委と審査で意見交換

 来日したIAEA21日トリチウム汚染水を海に流す東京電力の計画の審査について原子力規制委員会と意見交換しました。アメリカやオーストラリアなどの専門家を含めて13人が出席しました。

 規制委員会の更田委員長「幅広い観点からきたんのない議論をしたい」と述べIAEAのグスタボ・カルーソ調整官「処理水放出への国際理解や透明性を高めるためにも、科学的に評価したい」と述べました。
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福島第一原発の処理水放出計画 IAEAが規制委と審査で意見交換
                    NHK NEWS WEB 2022年3月21日
福島第一原子力発電所にたまり続けるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水についてIAEA=国際原子力機関は訪日し、基準以下に薄めて海に流す東京電力の計画の審査について原子力規制委員会と意見交換しました。
IAEAは、日本政府の要請を受けて処理水の安全性などを検証する一環として原子力規制委員会と意見を交わすため職員を派遣し、アメリカやオーストラリアなどの専門家を含めて13人が出席しました。
この中で、規制委員会の更田豊志委員長が「幅広い観点からきたんのない議論をしたい」と述べると、IAEAのグスタボ・カルーソ調整官が「処理水放出への国際理解や透明性を高めるためにも、科学的に評価したい」と答えました。
福島第一原発にたまり続ける処理水について政府は、基準を下回る濃度に薄めたうえで来年春をめどに海への放出を始める方針で、東京電力はこの方針に従って原発の1キロほど沖合から放出する計画を示しています。
IAEAは今月25日までの間、規制委員会の審査について検証する予定で ▽東京電力が提出した資料のチェックや ▽審査会合のやり取りについて委員から話を聞くなどして、審査の基準や考え方などを確認することにしています。