2022年3月25日金曜日

25- 「電力逼迫警報」を煽る先にあるのは「だから原発」のプロパガンダ!!

 先に「電力需給逼迫警報」が出された際にはいまにも停電するかのように強調されました。くろねこの短語は、あたかも「だから原発再稼働しなくちゃね」のプロパガンダの片棒担いでいるように見えたと述べています。
 この件で分かったのは、火力発電所も地震に対して脆弱であること、揚水発電所のバックアップ(600万キロワット)が有効であったこと、電力融通を容易にする送電網システムの整備遅れているため60Hz地区からの応援給電が出来なかったことなどでした。再生エネの増設の必要もいうまでもありません。原発再稼働の促進に結びつけようというのは余りにも浅はかです。
 くろねこの短語の記事を紹介します。
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「電力需給逼迫警報」を煽りまくる先にあるのは「だから原発」のプロパガンダ!!
                      くろねこの短語 2022年3月23日
 昨日の夕方のテレビは、NHKを筆頭に民放各局も「電力需給逼迫警報」で花盛り。いまにも停電するかのように煽る煽る。そのくせ、なぜ電力需給が逼迫したのか、その背景はスルーしちゃって、あたかも「だから原発再稼働しなくちゃね」のプロパガンダの片棒担いでいるかのようなあり様だった。
 実際は、地震による火力発電所停止と突発的な気温低下で電力需給が増加したことが原因なんだね。同時に、気温低下は前日から指摘されていたことで電力会社の需給見通しの甘さも見逃せない。
 さらに言えば、電力自由化も影を落としているし、電力融通を容易にする送電網システムの整備の遅れも原因のひとつなのだ。福島第一原発事故の時に「発送電分離」が議論されたが、それだっていまは忘れ去られている。
 つまり、福島第一原発事故から何も学ぶことなく、エネルギー政策がまったく進歩してこなかったってことがこうした事態を招いたと言えなくもない。それなのに、電力不足だけをひたすらアピールして、「電力需給逼迫警報」で危機感を煽るのは、やはり「原発再稼働」のためのプロパガンダってことなのだ。そんな中、国民のタマキンは、さっそく、ツイッターで「原発再稼働」をほのめかす始末だ。
 ロシアによるウクライナの原発攻撃でわかったように、原発の危険性に改めてスポットが当たっているいまだからこそ、その流れを止めるためにも「電力需給逼迫警報」が必要だったってことに決まってます・・・って、妄想してみる3回目のワクチン接種の朝であった。
首都圏の停電危機なぜ起きた?どう乗り切った? 政府が繰り返した要請の効果は

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東京GIGO@ekb90377  6:54 PM · Mar 22, 2022
震度6強の地震で火力発電所が止まるのは、これはもうどうしようもないですし、原発だってもちろん止まります。
そして止まった後、どれだけ早く復旧して運転できるかで言えば、火力の方が原発よりもずっと早いわけですから、むしろ原発に依存する方が地震に弱く、安定供給に支障をもたらします。
  (引用ツイート
  玉木雄一郎(国民民主党代表)@tamakiyuichiro   3月22日
 雪も降ってきましたし、使用率も100%を超えました。このままでは夕方頃に停電
 します。国民の皆様には節電のご協力をお願いします。
 政府におかれては原発の再稼働を含めた責任あるエネルギー政策を示してください。
 国がやるべきは、節電より発電です。電力の安定供給が不可欠です。