2022年3月29日火曜日

新潟県技術委 東電の管理体制”の甘さ問う/非常用発電機潤滑油漏れ

 25に開かれた柏崎刈羽原発の安全性を議論する県の技術委員会で、6・7号機の消火設備の配管工事で不備や虚偽申告があったことに対し、委員から東京電力の管理体制の甘さを問う声が上がり東電は今後、抜き打ち検査などの実施で再発防止に努めるとしています。

 また同原発6号機の非常用ディーゼル発電機の運転試験を17日に実施した際、潤滑油が漏れ出したトラブルを受け、柏崎刈羽原子力規制事務所は22日、1日も持たなかったということなので安全上の問題がないか注視していく」と話しました。
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〈柏崎刈羽原発〉新潟県技術委 “東電の管理体制”の甘さ問う 協力企業などの不備受け
                        NST新潟総合テレビ 2022/3/25
25日、新潟市中央区で開かれた、柏崎刈羽原発の安全性を議論する県の技術委員会。
協力企業が実施した6・7号機の消火設備の配管工事で不備や虚偽申告があったことに対し、委員から東京電力の管理体制の甘さを問う声が上がりました。
技術委員会 豊島剛志 委員「東電の監督の部分、何らかのミスがあるというふうに認めて対策されたほうがいいと思う」
東京電力は今後、抜き打ち検査などの実施で再発防止に努めるとしています。


柏崎刈羽原発で発電機の潤滑油漏れ 規制事務所「安全上の問題ないか注視」【新潟】
                        NST新潟総合テレビ 2022/3/23
柏崎刈羽原発6号機の非常用ディーゼル発電機の運転試験を実施した際、潤滑油が漏れ出したトラブルを受け、柏崎刈羽原子力規制事務所は22日、「安全上の問題がないか注視していく」と話しました。
東京電力は17日に柏崎刈羽原発6号機の非常用ディーゼル発電機の24時間連続運転試験を行っていたところ、発電機から潤滑油が漏れていたことを18日に発表。
この発電機は原発で電源が喪失した際に原子炉を安全に停止させるためのもので、緊急時には7日間連続の稼働が求められています。
今回は潤滑油が漏れたため、試験の開始から約8時間で中止。
東京電力によりますと、漏れた潤滑油の量は1リットル未満ということです。
柏崎刈羽原子力規制事務所 渡邉健一 所長「(非常用ディーゼル発電機が)1日も持たなかったということなので我々としてもかなり注視している
東京電力は漏れた原因を調査しています。