2022年3月13日日曜日

「柏崎刈羽原発再稼働に県民の意思を」福島からの避難者らが署名活動

 東日本大震災から11になる11日を前に、福島県からの避難者らでつくる「原発再稼働の是非を県民が決める会」10日、JR新潟駅前で柏崎刈羽原発の再稼働の是非にあたって、花角知事に新潟県民の意思を反映させてほしいと訴え署名を呼び掛けました。同会は10日までの1年間で約7万5000人分の署名を集めていて、4月11日に新潟県に提出する予定です。
 また、いのち・原発を考える新潟女性の会は11日、ロシアによるウクライナ侵攻で原発の安全性がクローズアップされる中、柏崎刈羽原発全基の廃炉を検討するよう新潟県などに要望しました。
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「柏崎刈羽原発再稼働に県民の意思を」福島からの避難者らが署名活動
                        BSN新潟放送 2022/3/11
東日本大震災から11日で11年。新潟県にある柏崎刈羽原発の再稼働の是非について県民の意思を反映させるべきだと訴え、福島県からの避難者らが10日、署名活動を行いました。
「原発再稼働の是非を県民が決める署名にご協力をお願いします」
署名活動を行ったのは、福島県からの避難者らでつくる「原発再稼働の是非を県民が決める会」です。柏崎刈羽原発の再稼働の是非にあたって、花角知事に新潟県民の意思を反映させてほしいと訴え、JR新潟駅前で署名を呼び掛けました
花角知事は柏崎刈羽原発の再稼働について「信を問うことも含め、県民の意思を確認する」としています。
署名した70代女性「再稼働なんてあり得ないですよ。とんでもない。責任を持って(信を問う)公約を果たしてほしい、花角知事には」
福島県から新潟県に避難 大賀あや子さん「柏崎刈羽原発で決して放射能が漏れるような事故が起きてはいけない。起こしてはいけない。私たち大人が、それを防がなくてはいけないということが一番強いです」
原発再稼働の是非を県民が決める会」は10日までの1年間で約7万5000人分の署名を集めていて、4月11日に新潟県に提出する予定です。


問われる“原発”の安全性… 市民団体が新潟県などに要望 福島第一原発事故から11
                      NST新潟総合テレビ 2022/3/11
東日本大震災・福島第一原発事故から11日で11年が経ちます。
ロシアによるウクライナ侵攻でチェルノブイリ原発が占拠されるなど、改めて原発の安全性について問われるなか、市民団体などが柏崎刈羽原発の廃炉を検討するよう新潟県などに要望しました。
11日、県庁や東京電力新潟本社を訪れ、柏崎刈羽原発のあり方に関する要望書を提出した市民団体。
要望書ではロシア軍がチェルノブイリ原発を占拠したことにも触れ、「柏崎刈羽原発も攻撃の対象になりかねない」と指摘。全基廃炉に向けた取り組みを始めるよう求めました
いのち・原発を考える新潟女性の会 桑原三恵 代表「戦争で原発が標的になるということはあり得ないと言われていたが、現実に起きた。リスクを残さないという判断をしていかなければならない」
一方で、柏崎刈羽原発をめぐっては、原子力規制委員会による追加検査が行われていて、今も再稼働の見通しは立っていません。