日本では殆どのメディアが、ウクライナのザポリージャ原発がロシア軍に攻撃されたと伝えています。しかしロイターによると、原発ではなく訓練施設に銃撃があったということで、ロシア軍の管理下で運転は通常通りに行われているということです。
今はロシアを糾弾することで世界が一致していますが、意図的にロシアを悪者にすることが行われていないか注意する必要があります。
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ザポリージャ原発の敷地外で起こった銃撃を扇情的に伝える有力メディア
櫻井ジャーナル 2022.03.05
ウクライナのザポリージャ原発がロシア軍に攻撃されたと扇情的に伝えるメディアがあるようだが、ロイターによると、原発そのものでなく、訓練施設に銃撃あっただけ。運転は通常通りに行われているという。扇情的な「報道」を受け、アメリカの有力政治家であるリンゼイ・グラハムはウラジミル・プーチンを暗殺しろと叫んでいる。
今回の出来事をなぜこれほど扇情的に「報道」するのかは明確でないが、有力メディアはここ数日、自分たちがナチスと同じように優生学を信じていることが発覚、批判にさらされていた。
イラクやアフガニスタンの人ではななく、「目が青く、ブロンドのキリスト教徒」が犠牲になるのは耐えられないと口にしたのだ。アフリカ、アジア、中東、ラテン・アメリカに住む人々が殺されても平気だが、「目が青く、ブロンドのキリスト教徒」が殺されるのは耐えられないというのだ。
2020年5月にアメリカのミネソタ州ミネアポリスで警官に取り押さえられたジョージ・フロイドが死亡した後、欧米では。「BLM(黒人の命は大切)」や「アンティファ(反ファシスト)」が叫ばれていたが、そのキャンペーンが偽物だということがウクライナで明確になった。ザポリージャ原発に関する扇情的な「報道」でこの事実は消えない。(後 略)