2022年3月22日火曜日

除染土に花、環境省がプランターを設置しましたが・・・

 環境省は、原発事故の除染で出た土壌1キロ当たり8000ベクレル以下を土木資材などに再生利用する計画を立てています。
 小泉進次郎氏が環境相のときに、除染で出た土を入れた鉢植えの観葉植物首相官邸や環境省、復興庁の両大臣室などに各1個ずつ計9個置いて、設置の前後で空間放射線量に変化がないことを確認したようですが、そんなことで確認できるのかは大いに疑問です。
 もしも土木資材として利用したいのであれば、その影響の調査を行うキチンとした検証計画を立てて厳密に行うべきです。
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除染土に花...環境省がプランター設置 小泉進次郎前環境相視察
                        福島民友 2022年03月17日
 県内の除染で出た土壌を土木資材などに再生利用する計画を巡り、環境省は、除染で出た土を入れて花を育てているプランター2個を、同省や厚生労働省が入る東京・霞が関の中央合同庁舎入り口に置いた。
 環境省によると、東京電力福島第1原発事故を受け土壌に含まれる放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下を再生利用の条件としている。プランターの土は1キロ当たり約5000ベクレルで、表面から15センチ分を通常の土で覆った。屋外への設置は初。再生利用の安全性を発信し、計画を前に進める狙いがある。
 これまでに除染で出た土を入れた鉢植えの観葉植物が首相官邸や環境省、復興庁の両大臣室、自民、公明両党本部、同省出先機関に1個ずつ計9個置かれ、設置の前後で空間放射線量に変化は見られないという

 鉢植えを発案した小泉進次郎前環境相が16日、現地を視察し「小さな一歩が少しずつ広がり(中間貯蔵施設への搬入開始から)30年後の県外最終処分という県民との約束を必ず実現することに向かっていくよう応援したい」と強調した。