福島原発事故から11年となった11日、都内にある東電本社前で原発に反対する集会が開かれました。
福井市では原発からの脱却と再生可能エネルギーへの転換を訴えるデモ行進が行われました。
福岡市では脱原発を訴える市民団体などが集会を開き、デモ行進を行いました。
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東電本社前で反原発集会 福島第1原発事故から11年
AFP=時事 2022/3/12
【AFP=時事】東日本大震災と東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故から11年となった11日、東京都内にある東電本社前で原発に反対する集会が開かれた。
原発ゼロ市民デモ行進 原発からの脱却と再生可能エネルギーへの転換を訴える【福井】
福井テレビ 2022/3/11
東日本大震災で起こった福島第一原発事故を教訓に、原発からの脱却と再生可能エネルギーへの転換を訴えるデモ行進が、11日、福井市内で行われた。
3月11日に合わせたデモ行進は、脱原発を訴える市民団体が毎年行っていて、11日は、共産党や県労連などが参加した。
福島原発事故を踏まえ、全国で最も多くの原発がある福井県も、事故の危険にさらされていると強調。またウクライナの原発が軍事攻撃を受け、一時、電源が喪失した問題にも触れ、原発に依存する国のエネルギー政策の転換を訴えた。
福島第一原発事故を教訓に…脱原発・脱炭素を訴え
九州朝日放送 2022/3/11
福岡市では11日、東日本大震災で起きた福島第一原発事故を教訓に、脱原発を訴える市民団体などが集会を開きました。
集会とデモには、100人を超える人が参加し、手作りの横断幕やプラカードを手に、原発の稼働停止や廃炉を求め、福岡市天神の街を歩きました。
また、地震発生の4日後、東京から福岡に移り住んだ女性が、子どもを抱え不安だった当時の生活の状況などを涙ながらに語りました。
震災後に移住した参加者(50代)は「あの時のことは、この日になると毎年思い出してしまうので…こんな思いをしてしまう人がこれからも出てくることを私は止めたいと思って」と話していました。
娘が被災後に福岡へ来た参加者(70代)は「子や孫に放射能を残すことになるわけだから、それはやっぱり避けないといかん」と話していました。
参加者たちは、11年前の東日本大震災を教訓に、脱原発、脱炭素を実現して安心して暮らせる社会をと訴えていました。