2022年3月29日火曜日

6年の取り組み結実 川内村産ワイン完成

 一時、全村避難を余儀なくされた川内村で6年前にワインづくりをはじめました。地道にコツコツとブドウの苗を植え、今では約1万2000本にのぼり、今月16日、ついに川内村産のワインが完成しました。

 完成発表会には、関係者が集まり、村の新たな特産品の誕生を祝いました。今シーズンは1200本を出荷する予定で、今後、種類や販売数を増やし、県内、そして全国に「川内村産のワイン」を広げたいとしています
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
6年の取り組み結実…川内村産ワイン完成 一時、全村避難を余儀なくされた川内村で始まったのがワインづくりだった・福島
                         福島中央テレビ 2022/3/28
福島第一原発の事故で一時、全村避難を余儀なくされた川内村で、6年前に始まったのがワインづくり
原発事故からの復興を目指し、地道にコツコツとブドウの苗を植え、今では約1万2000本にのぼると言う。
天候不順で醸造用のブドウが収穫できなかった年もあったが、今月16日、ついに川内村産のワインが完成した
完成発表会には、関係者が集まり、村の新たな特産品の誕生を祝った。
川内村産のワインは、標高約750メートルの涼しい環境で育ったブドウを使用し、程よい酸味と、すっきりとした優しい味わいで、訪れた人たちが美味しそうに飲んでいた。

川内村の遠藤雄幸村長は「質の高い、好まれるワインを川内村からつくることで注目度も高まる。へこたれないで継続していくといいこともあるよ、どういう状況になっても希望は捨てちゃいけないよね、ということを皆さんに理解してもらえればいい」と話していた。
今シーズンは1200本を出荷する予定で、今後、種類や販売数を増やし、県内、そして全国に「川内村産のワイン」を広げたいとしている。