2022年3月15日火曜日

警察庁 国内の原発警備を徹底 首相は専従の原発警備隊の全国展開を議論すると

 警察庁警備局長は14日の参院予算委で、日本国内の原発警備体制について「自動小銃やサブマシンガンを備えた警備隊を常駐させて365日、24時間警戒警備を実施している」と説明しました。

 岸田首相は、警備専門部隊全国に展開できないか議論していく考えを示しました。
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警察庁、国内の原発警備を徹底 ロシア軍による攻撃受け
                             共同通信 2022/3/14
 警察庁の桜沢健一警備局長は14日の参院予算委員会で、ロシアによるウクライナ原子力施設への攻撃を受け、日本国内の原発警備を強化する考えを示した。「原発を含む重要施設の警戒警備を徹底していく」と強調した。現在の警備体制について「自動小銃やサブマシンガンを備えた警備隊を常駐させて365日、24時間警戒警備を実施している」と説明した。
 立憲民主党の福山哲郎氏は警備専門部隊を置いている福井県警の活動を、原発のある他の自治体にも広げるべきだと提案。岸田文雄首相は「福井での取り組みを横展開できないかどうか考えるのは重要だ」と語った


岸田首相 専従の原発警備隊「全国展開を議論」
                           TBS 2022年3月14日
岸田総理はウクライナでロシアが原子力発電所を攻撃したことを受け、原発の安全を守る専従の警備隊の全国展開を議論する考えを示しました
岸田文雄 首相「原子力発電所の安全に対して、国民の皆さんの関心が高まっている今、(専従の原発警備隊を)横展開することができないかどうか、こうした議論を展開するよう考えたいと思います」
敦賀原発などがある福井県では、県警に原発の警備に専従であたる原子力施設警備隊が設置されています。
岸田総理はきょうの参議院予算委員会で、この福井県の取り組みを全国に展開できないか議論していく考えを示しました。
警察庁の担当者は福井県以外の原発についても自動小銃や専用の車両などを備えた特別警備部隊が常駐していると説明しましたが、野党側は機動隊の隊員が任期交代制で出向する形になっているとして専従の部隊を置くよう求めました。