2022年3月18日金曜日

東電、原発情報更新遅れで経産省が「指導」

 16日深夜に宮城、福島両県で震度6強を観測した地震で、東電は福島第1、第2原発への影響に関し、地震発生直後、公式ツイッターで「影響を確認する」と投稿してから約2時間半更新しなかったことに対して、松野官房長官は17日、SNSなどで情報をタイムリーに伝えるよう、経産省から東電に口頭で指導したことを明らかにしました。

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東電、原発情報更新遅れで経産省が「指導」 宮城・福島で震度6強
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 16日深夜に宮城、福島両県で震度6強を観測した地震で、東京電力は福島第1、第2原発への影響に関する情報発信が滞った。地震発生直後、公式ツイッターで「影響を確認する」と投稿してから約2時間半更新しなかったという。松野博一官房長官は17日の記者会見で、ネット交流サービス(SNS)などで情報をタイムリーに伝えるよう、経済産業省から東電に口頭で指導したことを明らかにした。
 東電は地震発生の約20分後に「設備への影響を確認している」と投稿。次に「福島第1原発については現在のところ、異常はありません」などと投稿したのは、それから約2時間半後の17日午前2時20分ごろだった。
 その間、福島第2原発では1、3号機の使用済み核燃料プールの冷却機能が一時停止するなどし、そのニュースが報道されていた。原子力規制委員会も17日午前1時ごろ、公式ツイッターでプールの冷却機能の停止などについて投稿していた。
 松野官房長官は会見で「地震発生直後は停電も発生し、テレビを見られない方も多くいた中で、原発の安全に関わる情報がSNSで発信されることは有益かつ望ましい」と述べた。【岡田英】