東京電力は、原子力部門に関わる本社機能の一部を新潟県柏崎市に移転するため、新たな事務所を建設します。現場の状況をより早く迅速に把握できるということで、本社と現場が一体となってより現場本位の事業を営んでいくとしています。
それとは別に、4月1日付けで新潟本社の橘田昌哉代表が退任し、柿澤幸彦原子力・立地本部副本部長が就任する予定です。
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原子力部門を移転 柏崎市に新事務所を設置 柏崎刈羽原発と本社との一体運営へ 東京電力
ＢＳＮ新潟放送 2025/3/7
東京電力は、原子力部門に関わる本社機能の一部を新潟県柏崎市に移転するため、新たな事務所を建設します。本社と発電所との距離を縮めて風通しを良くし、地元とのつながりを強化するのがねらいです。
事務所はJR柏崎駅近くの柏崎エネルギーホールの跡地に建設され、2026年度中の完成を見込んでいます。
新たな事務所の建設を始めるにあたり、7日午前には安全祈願祭が柏崎市で執り行われ、関係者が工事の無事を祈りました。
【柏崎市 桜井雅浩市長】
「柏崎の駅前に賑わいを生み出し、人の流れを紡ぎ出す大きな期待…」
地上5階建ての新事務所は、オフィスや訓練・研修施設として活用するほか、1階には地域住民が利用できる多目的スペースが設けられます。
東電は、2021年に柏崎刈羽原発でテロ対策上の不備が相次いで明らかになったことを受け、原子力部門に関わる本社の社員のうちおよそ300人を段階的に柏崎市へ移す方針を示していました。
【東京電力 福田俊彦 原子力・立地本部長】
「現場の状況をより早く迅速に把握できるということで、本社と現場が一体となってより現場本位の事業を営んでいく…」
原子力発電所の再稼働をめぐって“地元の同意”が焦点となるなか、発電所の改革が地元住民の理解につながるのか、が注目されます。
東京電力新潟本社橘田昌哉代表の退任を発表 新代表に柿澤原子力・立地本部副本部長が就任予定【新潟】
UX新潟テレビ21 2025/3/7
東京電力は4月1日付けで新潟本社の橘田昌哉代表が退任すると発表しました。新しい代表には柿澤幸彦原子力・立地本部副本部長が就任する予定です。
橘田代表は2017年6月に代表に就任し約8年間代表を務めました。退任後は参与として新潟本社に残り新代表をサポートする予定です。
後任の柿澤新代表は2015年に新潟本社の企画部長に就任し、その後、新潟本社の副本部長を経て、2022年の4月から原子力・立地本部副本部長を務めています。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けて地元での理解活動を進める中、体制を強化するとみられます。
東京電力によると3月中にも新代表のお披露目を予定しているということです。
