北海道電力は泊原発の核燃料の輸送船が使う新しい港を、原発の北側に位置する北海道泊村に建設する計画を発表しました。原発の北側約1キロの場所にある泊村渋井地区に核燃料の荷揚げ場や防波堤を作り、原発までは国道229号線の下を通る専用の道路で結ぶ計画です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
核燃料輸送船が使う“新港”泊原発の外「渋井地区」に建設する計画
北電が泊村に説明 高橋鉄徳村長「住民の安全安心のために真摯に適切に対応を」
HBCニュース北海道 2025/6/11
北海道電力は泊原発の核燃料の輸送船が使う新しい港を、原発の北側に位置する北海道泊村の渋井地区に建設する計画を発表しました。
【画像】核燃料輸送船が使う“新港”の計画地「渋井地区」と泊原発の位置関係
11日夕方、泊村を訪れた北海道電力の幹部が、泊原発の外に建設する港についての計画を髙橋村長に報告しました。
泊原発3号機は4月、原子力規制委員会による再稼働のための審査に事実上合格しています。
しかし原発の敷地の外に新たに造る予定の港から核燃料を陸送する際の安全対策が課題となっていました。
北海道電力が11日明らかにした新しい港の建設場所は原発の北側約1キロの場所にある泊村の渋井地区です。
この場所に核燃料の荷揚げ場や防波堤を作り、原発までは国道229号線の下を通る専用の道路で結ぶ計画です。
北海道電力は新しい港と輸送経路について防護フェンスや監視カメラを設置するとともに、警備員を配置して原発と同じレベルの安全対策を講じるとしています。
・泊村 高橋鉄徳 村長
「住民の安全安心のために事業者としてしっかりと説明責任を果たしながら真摯に適切に対応して頂きたいと思います」
・地元の住民
「あとはもう安全第一なのかなと思うんですけど、北海道電力さんがなければこの村は過疎化かなと思うぐらい。だけどこんなに人が出入りしているからこれから潤って活気づいていけばいいなと」
北海道電力は12日、鈴木知事や原発周辺の自治体に計画を報告するとともに、6月中に泊村の住民に向けた説明会を開催する方針です。
【核燃料輸送船使う新港】泊原発再稼動に向け北海道電力が計画発表―村長「安全性を確保していただきたい」
UHB北海道ニュース 2025/6/12
泊原発の再稼働に向け、北海道電力は6月11日、核燃料を運搬する船が発着する新たな港の建設計画を発表し、地元自治体に説明しました。
泊原発の核燃料を輸送する船が津波被害にあった際の対応を求められている北電は、原発の1キロほど北にある渋井地区に新たな港を建設する計画を公表しました。
計画には原発と港を結ぶ専用道路を約1.8キロ整備することも盛り込まれました。
夕方には、地元の泊村で計画を説明しました。
「発電所構内での輸送と同等の安全性を確保していただきたい」(高橋鉄徳村長)
北電は12日、鈴木知事にも計画を説明する予定です。
北海道電力、泊原発外に新港設置方針
時事通信 2025/6/11
北海道電力 <9509> は11日、再稼働を目指す泊原発3号機(北海道泊村)を巡り、輸送船が核燃料を荷揚げする新港を、原発の北側に位置する渋井地区に建設する方針を発表した。港から原発まで、核燃料の専用輸送路約1.8キロも新設する。