2025年12月1日月曜日

長岡市長は「もう少し時間をかけて」と慎重な姿勢 柏崎原発再稼働

 新潟県内の20市で構成する市長会は、花角知事が柏崎原発の再稼働容認を21日に表明したことを受け28日、知事を招いての臨時総会で今後の対応を話し合いました。
 総会の結論について会長の関口芳史・十日町市長は、「熟慮の上の大変重い決断であって、知事の判断を尊重することを総意として表明することを決めた」と述べました。
 一方で長岡市の磯田達伸市長は、「私としては、もう少し時間をかけて対策をしっかりやって、新潟県民の民意の変化を見極めたらどうかということは申し上げた」と述べました。
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【東京電力 柏崎刈羽原発 再稼働】新潟県市長会は「知事の判断を尊重」の方針も長岡市長は「もう少し時間をかけて」と慎重な姿勢
                         BSN新潟放送 2025/11/29
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について、新潟県市長会が臨時総会を開き「知事の判断を尊重する」と表明しました。
県内の20市で構成する市長会は、花角英世新潟県知事が柏崎刈羽原発の再稼働容認を21日に表明したことを受け、28日の臨時総会で今後の対応を話し合いました
会議は非公開で、知事から再稼働容認の経緯が説明された後市長らで意見交換を行い、知事の判断を尊重する方針を決定しました。
【新潟県市長会 関口芳史会長(十日町市長)
「熟慮の上の大変重い決断であって、知事の判断を尊重することを総意として表明することを決めた
また花角知事に、すべての市長の意見を踏まえて新潟県議会で議論してほしい旨を伝えたということです。
一方で長岡市の磯田達伸市長は、原発の再稼働に慎重な姿勢を示しています。
「私としては、もう少し時間をかけて対策をしっかりやって、新潟県民の民意の変化を見極めたらどうかということは申し上げた」
また花角英世新潟県知事には、国が対応する原発の安全性向上や避難道路の整備など7項目の中身について「どのくらいの効果があるのか検証すべきだ」と、進言したということです。
東京電力の柏崎刈羽原子力発電所は、12月の県議会で同意が得られれば、2026年1月にも6号機が再稼働できる状態となる見通しです。