2020年10月2日金曜日

寿都町 核ごみ文献調査応募へ 8日表明

 寿都町、核ごみ文献調査応募へ 北海道、8日表明

                             共同通信 2020/10/1
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、北海道寿都町の片岡春雄町長は1日、文献調査に応募する意向を明らかにした。8日に町議会の意見を聞き、応募を表明する方針。応募すれば2007年の高知県東洋町以来2例目で、17年に国が地層処分の適地を示した「科学的特性マップ」の公表後は初。反対派住民団体は1日、応募の是非を問う住民投票を目指し署名活動を開始した。
 東洋町は07年、反対運動を受けて応募を撤回しており、それ以降進んでいなかった最終処分場選定を巡る本格的な議論が動きだすことになる。


寿都町長、住民投票に否定的見解 「大半が賛成」、核ごみ巡り
                             共同通信 2020/10/1
 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、北海道寿都町の片岡春雄町長は1日、文献調査応募の是非を問う住民投票に否定的な見解を明らかにした。取材に対し「大半が賛成で、やる必要はない」と話した。
 反対派の住民団体は同日、応募の是非を問う住民投票の条例制定を目指し署名活動を開始した。
 地方自治法の規定では、自治体の有権者は住民投票などの条例制定を首長に直接請求することができる。請求には有権者の50分の1の有効署名が必要。
 町の人口は3月末時点で2893人で、片岡町長に応募検討を取りやめるよう求めた署名は800人超が集まった。