有識者による「秋の行政事業レビュー」が14日、「ふげん」の使用済み核燃料の再処理に向けてフランス企業と結んだ契約について見直しを求めたことに対して、萩生田文科相は20日の記者会見で、「現行計画が最も合理的だ」と述べ、契約の見直しに否定的な考えを示しました。
⇒(11月15日) ふげん燃料、契約見直し要求 フランスで再処理想定
15日の記事と同様に結論だけが分かるものの、詳細はさっぱり分かりません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
文科相ふげん燃料契約見直し否定 「現計画が合理的」
共同通信 2020/11/20
萩生田光一文部科学相は20日の記者会見で、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)の使用済み核燃料に関し、再処理に向けてフランス企業と結んだ契約について「現行計画が最も合理的だ」と述べ、見直しに否定的な考えを示した。
政府の「秋の行政事業レビュー」で、再処理で取り出すプルトニウムの扱いや費用が不明瞭などとして、契約解消を含めた検討を要求された。萩生田氏は「2026年度までに(燃料を)県外搬出するという地元との約束を誠実に履行する必要がある」と強調。「現在の方法が、地元との信頼や約束を守りながら進める最良のもの。これ以外に方法はない」と述べた。