2022年9月18日日曜日

18- 10月の志賀原発2号機現地調査“顕微鏡で実際に断層薄片の観察も”

 志賀原発2号機の再稼働に関する審査会合が16日開かれ、敷地内の断層について北陸電力は、「鉱物脈法」を用いて行った追加の調査結果を示し、鉱物に変形が認められないことなどから、敷地内の断層に活動性はないとあらためて主張しましたが、規制委は、確実に断層が動いていないとは言い切れないと指摘し、断層の構造について詳細な説明を求め、来月の現地調査では、顕微鏡を用いて実際に薄片の観察を行うことにしました。

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来月の志賀原発2号機現地調査“顕微鏡で実際に断層薄片の観察も”
  …原子力規制委審査会合
                         富山テレビ放送 2022/9/16
北陸電力、志賀原子力発電所2号機の再稼働に関する審査会合が16日開かれ、来月、予定されている現地調査の内容が確認されました。
16日開かれた原子力規制委員会の審査会合では、志賀原発2号機の敷地内の地質やその構造について議論され、来月予定されている現地調査のポイントが示されました。
この中で北陸電力は、断層の薄片を顕微鏡で観察する「鉱物脈法」を用いて行った追加 の調査結果を示し、鉱物に変形が認められないことなどから、敷地内の断層に活動性はないとあらためて主張しました。
これに対し、委員は、確実に断層が動いていないとは言い切れないと指摘し、断層の構造について詳細な説明を求め、来月の現地調査では、顕微鏡を用いて実際に薄片の観察を行うとしました
原子力規制委員会による現地調査は、去年11月に続き2回目で、敷地内に最も近い活断層である福浦断層の長さや位置についても確認が行われるということです。