原子力規制委の更田豊志委員長は7日の記者会見で、福島原発3号機の核燃料デブリの除去を原子炉建屋全体を水没させて行うことについて、「個人的には良い工法と思う。検討の価値は十分ある」と述べました。
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原子炉建屋水没によるデブリ除去、更田委員長「結果的に近道ないしは安全な道だと思う
読売新聞 2022/9/7
原子力規制委員会の更田豊志(ふけたとよし)委員長は7日の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋全体を水槽のような設備で覆って水没させて核燃料デブリを除去する方法について、「個人的には良い工法(だと思う)。検討の価値は十分ある」と述べた。
この方法は、東電や政府に技術的提案を行う国の専門機関「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」が検討を始めている。更田委員長は、実現には十分な時間と莫大な費用が必要だと指摘。空気中で取り出す方法に比べ、「結果的に近道ないしは安全な道だと思う」と期待を寄せた。