2022年9月30日金曜日

花角知事「委員長と共通認識持てず」と 総括委員会開催のメド立たず 

 新潟県が近く開催す原発に関する検証総括委員会について、花角知事は29「いまだ議論する内容について委員長と認識が一致していない」と話しました。

 県は各委員会の結果の取りまとめを求めていますが、委員長は柏崎刈羽原発の安全性や福島第一原発の処理水への対応などを踏まえた『東電の適格性を議論したい』としています。
 それぞれの委員会でまとめられた報告をさらに「取りまとめる」とは具体的にどういうことなのか、屋上屋を重ねても意味はないし、総括委員会が各委員から出された結論を修正したりするのは越権行為になるでしょう。知事の意向がよく分かりません。
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原発検証総括委員会 開催のメド立たず 花角知事「委員長と共通認識持てず」
                    NST新潟総合テレビ 2022/9/29
新潟県が近く開催する意向を示している原発に関する検証総括委員会。花角知事は9月29日の県議会で「いまだ議論する内容について委員長と認識が一致していない」と話しました。
原発に関する県独自の検証をめぐっては、21日に安全な避難方法を検証する避難委員会が報告書を提出。花角知事はこれを受け、近く検証総括委員会を開催する意向を示しています。
29日行われた県議会の代表質問で、その総括委員会の開催のメドなどを問われた花角知事は…
花角知事】「委員長はすでに技術委員会で確認を行っている、柏崎刈羽原発の安全性や福島第一原発の処理水への対応などを踏まえた『東電の適格性を議論したい』として、未だ共通認識を持つことができない」

総括委員会に対し、あくまで各委員会の結果の取りまとめを求める県と池内了委員長との間で議論する内容について「いまだ意見が一致していない」と話しました。開催に向け調整が続いていますが、メドは立っていません。
県議会は10月18日まで続き、9月30日、県が提出した補正予算案のうち8月に県北部を襲った大雨被害への対応分について先行して採決を行います。