2022年9月23日金曜日

柏崎刈羽原発の安全対策工事は計107か所が未完了 新たに13か所が見つかる

 「完了した」と発表していた柏崎刈羽原発7号機の安全対策工事が94か所が未完了だった問題で、未完了箇所が新たに13か所見つかりました。

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「会社の姿勢を問われ涙ぐむ所長」 柏崎刈羽原発の安全対策工事は計107か所が未完了 新たに13か所が見つかる
                         BSN新潟放送 2022/9/22
「完了した」と発表していた柏崎刈羽原発7号機の安全対策工事が未完了だった問題で、未完了箇所が新たに13か所見つかったことが分かりました。
これは、22日の会見で東京電力が明らかにしたものです。
東電は21年1月、柏崎刈羽原発の7号機で安全対策工事が終わったと発表しましたが、その後94か所の未完了が発覚しました
東電は「改革チーム」を立ち上げておとといまでに2万か所以上を総点検していましたが、この点検の中で、新たに13か所の未完了が見つかったということです。
柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】「(処理にかかる時間が)一部非常に長いものもありまして、完了時期はまだ見通せていない
一方、22日の会見で問題視されたのが今月16日の東電の発表です。企業向けの電気料金に関して、来年度からの値上げを発表する際、柏崎刈羽原発7号機の再稼働を前提に値上げ幅を計算していました。
こうした会社の姿勢を問われた柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は…。
柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】「あくまで料金算定上の『仮定』であるという我々の認識です。我々が7月に再稼働をするということでは決してありません。安全をないがしろにしての再稼働はありえないというところの一点に尽きると思っております」
涙ぐむ場面も見られました。
柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】「最低限、事故になったときに福島第一原発のようにしないというのが大きいですから、とにかく1つ1つやるしかないと思っています」
こう話し、改めて「再稼働の時期については申し上げられる段階にはない」と強調しました。