26- 福島県浪江町の小中学校９校が「閉校のつどい」

　東日本大震災と福島原発事故の影響で閉校した福島県浪江町の小中学校９校の「閉校のつどい」が23日から25日まで町の地域スポーツセンターで行われました。思い出の写真や映像などを通して、大勢の卒業生らが母校の歴史に思いをはせました。
　浪江小・中を卒業した歌人の三原由起子さんが中心となって企画した写真の展示もありました。
　　　　　　　　　　　～～～～～～～～～～～～～～～～～～
福島県浪江町の小中学校９校が「閉校のつどい」あすまで
　　　東日本大震災と東京電力福島第１原発事故の影響で幕下ろす
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　福島民報　2022/9/24
　東日本大震災と東京電力福島第１原発事故の影響で閉校した福島県浪江町の小中学校９校の「閉校のつどい」は２３日から２５日まで町地域スポーツセンターで行われている。思い出の写真や映像などを通して、大勢の卒業生らが母校の歴史に思いをはせた。
　９校は浪江、幾世橋、請戸、大堀、苅野、津島の６小学校と浪江、浪江東、津島の３中学校。学校ごとにブースを設け、校旗や校歌の歌詞、沿革、卒業アルバムなどを展示している。卒業生が寄贈した写真も並ぶ。閉校前の校舎の映像も流れている。
　浪江小、浪江中を卒業した歌人の三原由起子さんが中心となって企画した写真の展示もある。　（写真）写真を眺め歴史に思いをはせる卒業生ら　↓
　https://news.yahoo.co.jp/articles/dded5bc1a6a1e963d2cecdb0153ded33ef5a03ec/images/000
　原発事故発生後の町中心部の移り変わりが分かるパノラマ写真などを掲示している。
　会場を訪れた８７歳の男性は浪江高や双葉高の教諭を合わせて３８年間務めた。自身の母校・請戸小の他、教え子の卒業校のブースも回り、青春の日々を思い起こした。「懐かしい気持ちでいっぱいになった。閉校は原発事故の影響もあり、仕方ないと思う。最後の思い出を作りたい」と述べた。
　閉校のつどいの開催時間は午前１０時から午後４時まで。町は２５日午前１０時から、町地域スポーツセンターで閉校式を行う。式は新型コロナウイルス対策で入場を制限するが、動画投稿サイト「ユーチューブ」の町公式チャンネルで配信する