26日、玄海原発の事故を想定した原子力防災訓練が行われ、自治体の担当者が、情報の伝達方法などを確認しました。56の機関からおよそ1000人が参加しました。
また佐賀県の防災ヘリコプターが初めて参加し、離島から避難者を搬送しました。
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防災訓練 玄海原発の事故を想定 情報伝達など確認 福岡・佐賀・長崎
TNCテレビ西日本 2022/2/26
佐賀県の玄海原子力発電所で事故が起きたことを想定した、広域の防災訓練が行われ、自治体の担当者が、情報の伝達方法などを確認しました。
防災訓練は、佐賀県で震度6弱の地震が発生し、九州電力の玄海原子力発電所で原子炉の冷却剤が漏れたという想定で行われ、福岡県や佐賀県長崎県が参加しました。
福岡県や糸島市の担当者は、佐賀県玄海町に設置された緊急時の拠点施設から、事故の情報を収集し、住民の避難方法や、放射線による内部被爆を予防・低減させる安定ヨウ素剤の配布などをシミュレーションしました。
また、放射線量を測定するため、福岡県内9カ所に設置されているモニタリングポストで、通常の10分間隔ではなく、1分間隔で測定するなど、緊急時の対応も確認されました。
防災ヘリ「かちどき」が初参加 離島から避難者搬送 原子力防災訓練【佐賀県】
サガテレビ 2022/2/26
26日、玄海原発の事故を想定した原子力防災訓練に、佐賀県の防災ヘリコプターが初めて参加し、離島から避難者を搬送しました。
この訓練は、県や玄海町、唐津市などが毎年、行っています。訓練は、地震の影響で、玄海原発4号機の原子炉を停止。その後、炉心を冷却する機能を失い、放射性物質が放出されたという想定です。
26日は56の機関からおよそ1000人が参加しました。このうち唐津市の加唐島(かからしま)では、初めて参加した県の防災ヘリコプターが、避難所で体調不良となった患者を搬送する訓練が行われました。また、多久市では、唐津市から避難してきたバスの線量検査と除染作業がありました。