ロシア国防省の報道官は25日、1986年に爆発事故を起こしたウクライナ北部のチェルノブイリ原発とその周辺にロシア軍空挺部隊を投入し、支配下に置いたと発表しました。放射性廃棄物がテロ組織などの手に渡ることを防ぐのが目的です。
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は25日、ロシア軍が占拠したチェルノブイリ原発周辺の立ち入り禁止区域について、放射線量は低水準で、周辺への危険性はないとの声明を発表しました。
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ロ軍、チェルノブイリ支配と発表 空挺部隊投入、原発とその周辺
共同通信 2022/2/25
【モスクワ共同】ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は25日、ソ連時代の1986年に爆発事故を起こしたウクライナ北部のチェルノブイリ原発とその周辺にロシア軍空挺部隊を投入し、支配下に置いたと発表した。ロシアメディアが伝えた。
AP通信はウクライナの原子力規制当局の話として、付近で通常より高い放射線量が検出されたと伝えたが、コナシェンコフ報道官は放射性物質の大気中への放出は起きていないとしている。
報道官は、ロシア軍部隊が原発を警備するウクライナ部隊との合意により24日に周辺地域を制圧したと説明。放射性廃棄物がテロ組織などの手に渡ることを防ぐのが目的とした。