島根県松江市にある島根原発で重大な事故が発生したとの想定で2日、防災訓練が行われ、関係機関が初動の対応を確認しました。訓練には、鳥取県と米子市それに境港市、島根県などから50人が参加しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鳥取県で原子力事故を想定した防災訓練
中海テレビ放送 2022/2/3
島根県松江市にある島根原子力発電所で重大な事故が発生したとの想定で2日原子力防災訓練が行われ関係機関が初動の対応を確認しました。
訓練には、鳥取県と米子市それに境港市、島根県などから50人が参加しました。
この日は、島根県松江市で震度6弱の地震が発生したため、島根原子力発電所の冷却装置が故障して原子炉を冷やすことができなくなったという想定で訓練が行われました。
訓練では、地震発生を受けて、鳥取県庁に災害対策本部が設置されました。
中国電力から地震で原子力発電所の原子炉の給水機能を失ったと連絡を受けると、大気中の放射線量を計測するモニタリングポストのデータを見ていきました。
そして、鳥取県と島根県合同の対策協議会が開かれ島根原子力発電所から30km圏内の住民に対して避難指示が出されました。
今回の訓練の特徴は積雪の情報を受けて避難経路となっている道路を優先に除雪する手順の確認や新型コロナウイルスの感染対策としてオンライン会議で行われました。
当初、米子市や境港市の住民が参加して訓練が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため住民参加の訓練は行われないことになりました。
ON 鳥取県平井知事インタビュー
今年の訓練は、島根原子力発電所2号機が原子力規制委員会から再稼働に必要な審査に合格して初めて実施されました。