2022年2月9日水曜日

松江市議会で住民投票条例案の審議がスタート

 島根原発2号機の再稼働の是非を住民投票で問おうと、市民団体による直接請求が行われた松江市で8日、上定市長が反対意見をつけて条例案を市議会に提出しました。
 上定市長は臨時市議会で、市民の皆様から負託を受けた市長と市議会議員で、責任を持った立場で責任のある議論を経て判断する方法が最もふさわしいと考える」と述べました。
 9日は直接請求した市民団体が意見を述べることになっていて、条例案の採決は15日の本会議で行われます。
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島根原発2号機再稼働の是非問う住民投票条例案
   松江市議会で議論が本格スタート
                          山陰中央テレビ 2022/2/8
島根原発2号機の再稼働についてその是非を住民投票で問おうと、市民団体による直接請求が行われた松江市で、8日、上定市長が反対意見をつけて条例案を市議会に提出しました。松江市は島根原発の2号機再稼働に対して、立地自治体として事前了解の権限を持っています。
その松江市でも、市民団体が再稼働の是非を住民投票で問おうと、集めた署名簿とともに先月末、上定市長に住民投票のための条例の制定を直接請求していました。
これを受けた臨時市議会で、上定市長は…
松江市・上定市長:「住民投票条例の制定に反対する立場から私の意見を申し上げます。市民の皆様から負託を受けた市長と市議会議員で、責任を持った立場で責任のある議論を経て判断する方法が最もふさわしいと考える」
上定市長の意見は条例制定に反対。再稼働の是非は、住民投票ではなく市長と市議会で判断をすべきとしました。また、原発の立地そのものについても…
松江市・上定市長:「地元企業の生産活性化、雇用の保持創出、電力の安定供給。中長期的な視点を持って真摯に向き合う必要がある」
原発の存在理由を考える必要性も強調しました。
松江市議会では、9日は直接請求した市民団体が意見を述べることになっていて、条例案の採決は15日の本会議で行われます。