東電は24日、福島第1原発の廃炉作業で、1、2号機共用の「非常用ガス処理系排気管」の撤去作業を開始しました。同管は原発事故当時、原子炉格納容器の圧力を下げるため、内部の蒸気を外部に排出する「ベント」に使用されたため汚染量が高く、今後の作業に支障が出るため撤去する必要があったものです。
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第1原発、高線量配管の撤去開始 廃炉作業、事故時ベント使用
福島民友 2022年02月25日
東京電力は24日、福島第1原発の廃炉作業を巡り、1、2号機にまたがり、放射線量が高い「非常用ガス処理系排気管(SGTS配管)」の撤去作業を開始したと発表した。
SGTS配管は原発事故当時、原子炉格納容器の圧力を下げるため、放射性物質を含む内部の蒸気を外部に排出する「ベント」に使用された。このため配管内の線量が高く、今後の作業に支障が出るため撤去する必要があった。東電によると、2号機側の配管から着手し、本年度内に作業を完了させる予定。