2022年2月14日月曜日

富岡で楽しく暮らす姿伝えたい 移住の夫妻PR動画を制作

 福島県富岡町の地域おこし協力隊の遠藤真耶さんが、町への移住をPRする動画を制作しています。動画のタイトルは「富岡グラフィティ」です

 1月20日、第1弾となる「かもしれない2人」を町移住定住ポータルサイト「とみおかくらし」で公開しました。3分弱の作品に、帰還困難区域が残る町内の風景、自宅建築に向けた2人の思いなどを盛り込みました。今後、真耶さんが町内で暮らす決意を固め、今夏に着工する自宅を完成させるまでの経緯をストーリー性のある動画にしていく予定です
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富岡で楽しく暮らす姿伝えたい 移住の夫妻、PR動画制作し発信
                     河北新報 2022年02月12日
 東京電力福島第1原発事故で被災した福島県富岡町の地域おこし協力隊の遠藤真耶さん(39)が、町への移住をPRする動画を制作している。夫の崇さん(38)と町内に移住するまでの歩み、町の現状や暮らしの様子などを紹介する予定だ。真耶さんは「富岡で暮らすことは特別なことではない。日常を知り、移住のきっかけにしてもらいたい」と力を込める。

今夏にも自宅着工
 動画のタイトルは「富岡グラフィティ」。1月20日、第1弾となる「かもしれない2人」を町移住定住ポータルサイト「とみおかくらし」で公開した。3分弱の作品に、帰還困難区域が残る町内の風景、自宅建築に向けた2人の思いなどを盛り込んだ。
 夫妻は既に町内に自宅の土地を求め、今夏にも着工する予定になっている。今後、真耶さんが町内で暮らす決意を固め、家を完成させるまでの経緯をストーリー性のある動画にしていく
 真耶さんは高校卒業まで同町新夜ノ森で過ごした。大学進学で上京し卒業後は都内の出版社に就職。雑誌の編集などに携わった。当時は町に帰るつもりはなかったが、東日本大震災と原発事故後、「なんとなくふたをしていた古里へ思いは強くなった」(真耶さん)という。
「景色は変わったが人は変わらない」
 富岡町で幼少期を過ごした崇さんとの結婚を機に、2018年にいわき市に引っ越した。町の役に立つ仕事がしたくて、19年5月に協力隊の活動を始めた。町に通い、人と触れ合ううちに、再び富岡で暮らしたいという思いが芽生えたという。真耶さんは「景色は変わったが人は変わっていなくて、とても懐かしい感じがした」と振り返る。
 「町の良いところもそうではないところも、ありのままの今を伝えたい」と夫婦で動画の制作に当たることにした。第2弾は3月にも完成予定。実家のある新夜ノ森地区などの映像を盛り込む計画だ。地区は来年春の避難指示解除に向けて先月、立ち入り規制が緩和された。
 真耶さんは「町に住み、町で働き、楽しく暮らす姿を見てもらうことが一番の移住促進になる。移住を希望する人だけでなく、避難先の町民の方々にも見てもらい、懐かしんでもらえたらうれしい」と話す。