中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働をめぐり、市民の意向を問うべきだとして、地元の市民団体は31日、住民投票条例の制定を求める請求書を上定昭仁市長に提出しました。
条例制定の直接請求に必要な法定数の約3倍に当たる1万1006人分の署名を集めました。
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住民投票条例制定を請求 島根原発再稼働めぐり市民団体―松江
時事通信 2022-01-31
中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働をめぐり、市民の意向を問うべきだとして、地元の市民団体は31日、住民投票条例の制定を求める請求書を上定昭仁市長に提出した。
市民団体「どうする島根原発?みんなで決める松江の会」は地方自治法に基づき、条例制定の直接請求に必要な法定数(市の有権者の2%)の約3倍に当たる1万1006人分の署名を集めた。
請求書を受け取った後、上定市長は記者団に対し「真摯(しんし)に受け止め、今後検討を図りたい」と述べた。
市民団体の秋重幸邦共同代表は記者会見で「署名は一人ひとりが強い思いで書いた。深く受け止めて判断していただければと思う」と求めた。
同原発は全国で唯一、県庁所在地に立地。2021年9月に再稼働に必要な国の審査に合格し、地元自治体の同意手続きに入っている。