柏崎刈羽原発の再稼働の判断材料となる県独自の「3つの検証」の一つ、「避難方法に関する検証委員会」がこれまでの議論を報告書にまとめました。17年から議論重ねてきたもので、住民の避難のあり方など99項目、456の論点について整理されています
これで3つの検証委員会すべてで報告書がとりまとめられることになり、花角知事は避難委員会の報告書を受け取った後、総括委員会を早期に開く考えを示しています。
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避難検証委員会、報告書まとめる 原発めぐる県独自の「3つの検証」
BSN新潟放送 2022/9/3
柏崎刈羽原発の再稼働の判断材料となる県独自の「三つの検証」の一つ、「避難方法に関する検証委員会」がこれまでの議論を報告書にまとめました。報告書は今後、知事に提出されます。
この委員会では原発で事故が起きた際の住民の安全な避難方法について、2017年から議論を重ねてきました。
3日、最終回となる会議が開かれ、県へ提出する報告書が取りまとめられました。報告書では、事故発生時の連絡体制や大気中の放射線濃度を測るモニタリング体制の課題のほか、住民の避難のあり方など99項目、456の論点について整理されています。委員からは、県に報告書の着実な実行を求める意見も出ました。
【原子力災害時の避難方法に関する検証委員会 関谷直也委員長】
「これがスタートラインですので、あくまで検証報告書が終わったというだけに過ぎません。これから原子力防災を進めるに向けてスタートを切っていただければと思います」
報告書は日程が調整でき次第、花角知事に提出されます。
原発〝3つの検証″まとまる 避難委員会が報告書提出へ
「さらに検討必要」の意見も【新潟】
NST新潟総合テレビ 2022/9/3
県が進める原発の3つの検証委員会の一つ避難委員会が3日に開かれ、最終的な報告書がとりまとめられました。
原発事故が発生したときの避難方法を検証する委員会が3日、新潟市中央区で開かれました。
委員会では2017年から24回にわたり議論が行われ、最終的な報告書が取りまとめられました。
報告書では避難や防護措置についての課題など99項目456の論点にわたって整理されています。
一方で、委員からは避難の実行性についてさらに検討が必要との意見も出されました。
【避難に関する検証委員会 関谷直也委員長】
「報告書は実際の防災対策に落とす段階において、県の方でさらに再整理をしていただきたいと思っている」
これで3つの検証委員会すべてで報告書がとりまとめられることになります。花角知事は避難委員会の報告書を受け取った後、総括委員会を早期に開く考えを示しています。