2025年10月30日木曜日

30- 美浜原発敷地内に乾式貯蔵施設の設置を許可 規制/反対団体が町に建設断念を求める

 関西電力が美浜原発の敷地内に設置を計画している使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、原子力規制委は29日、設置を許可する審査書案を了承しました。今年5月の高浜原発に次いで2例目です。
 この方式には、再処理工場の建設などが進まない中、長期保管につながるのではないかと疑念が持たれています。今後は県などが設置を認めるかどうかが焦点となります。
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関西電力美浜原発の敷地内に設置を計画 使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の設置を許可 原子力規制委員会
                         FBC 福井放送 2025/10/29
関西電力が美浜原発の敷地内に設置を計画している使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、原子力規制委員会は29日、規制基準に適合しているとして設置を許可する審査書案を了承しました。
原子力規制委員会は、29日の会合で、関西電力が美浜原発の敷地内に設置を計画している使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、経済産業大臣への意見聴取などの結果をもとに、規制基準に適合しているとして、全会一致で設置を了承しました。
申請が認められたのは、今年5月の高浜原発に次いで2例目です。
乾式貯蔵施設は、県外に搬出する予定の使用済み核燃料を、空気で冷やしながら一時的に保管する施設で、関西電力は県内すべての原発で設置を計画しています。
しかし、県外で中間貯蔵施設や再処理工場の建設が進まない中、長期保管につながるのではないかと疑念が持たれています。
今後は、県などが設置を認めるかどうかが焦点となります。