花角知事は29日、柏崎刈羽原発の再稼働問題に関連して、自身が再稼働の是非を判断する前に「県民意識調査を補足する調査の結果も見たいと思う」と述べました。補足調査は11月7日が回答期限となっているので、再稼働の是非を判断するのはそれ以降になるとみられます。
柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡り、花角知事が来月14日にも現地を視察する方向で調整していることが分かりました。同じ時期に柏崎市と刈羽村の両首長や、原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域にある7市町の首長との会談も、開催に向けて調整しています。知事の柏崎刈羽原発の視察は就任直後の2018年以来となります。
東電は28日、再稼働を目指す柏崎刈羽原発6号機について、原子炉に核燃料装てん後の一連の検査を終えて、技術的な準備が完了したと発表しました。
6号機は燃料の装てん作業が6月に完了。その後の検査の中で、制御棒205本のうち1本が原子炉に挿入した状態から引き抜けなくなる事故がありました。
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新潟知事、柏崎刈羽原発再稼働の是非判断は補足調査結果を見てから 11月8日以降か
産経新聞 2025/10/29
新潟県の花角英世知事は29日の定例記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働問題に関連して、自身が再稼働の是非を判断する前に「(県民意識調査を補足する)調査の結果も見たいと思う」と語った。補足調査は11月7日が回答期限となっており、県は締め切り後、調査結果を速やかに取りとりまとめる方針。花角氏が再稼働の是非を判断するのは、11月8日以降になるとみられる。
補足調査は、9月に実施した県民意識調査を補足するもので、インターネットを通じて10月24日から実施している。調査対象は、同原発から30キロ圏内にある長岡市や柏崎市など9市町村に住む8344人。
一方、柏崎刈羽原発6号機の再稼働に向けた技術的な準備が28日に完了したことについて、花角氏は「安全第一で進めてもらいたい」と語った。
【独自】花角英世知事が11月14日にも柏崎刈羽原発視察へ、30キロ圏内の市町村長と会談も調整
新潟日報 2025/10/30
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡り、花角英世知事が来月14日にも現地を視察する方向で調整していることが29日、関係者への取材で分かった。同じ時期に、原発が立地する柏崎市と刈羽村の両首長や、原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)にある7市町の首長との会談も開催に向けて調整している。
花角知事の柏崎刈羽原発の視察は、就任した直後の2018年9月以来となる。10月23日の定例記者会見では「時間が取れれば結論を出す前に自分の目で確認したい」と視察に意欲を示していた。
花角知事は...
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柏崎刈羽原発6号機、再稼働に向け「技術的な準備は整った」東京電力が発表
新潟日報 2025/10/28
東京電力は28日、再稼働を目指す柏崎刈羽原発6号機について、原子炉に核燃料装てん後の一連の検査を終えて、技術的な準備が完了したと発表した。6号機では、原子炉の出力を調整する制御棒を出し入れする装置に異常が見つかって一部の検査をやり直しており、当初目指した8月から遅れていた。地元同意が焦点となる中、東電は「原子炉を起動する技術的な準備は整った」としている。
6号機は燃料の装てん作業が6月に完了。その後の検査の中で、制御棒を出し入れする装置に異常が見つかり、205本のうち1本が原子炉に挿入した状態から引き抜けなくなった。東電は全205本に異常がないかを確認した上で、原子炉圧力容器や格納容器など主要設備の一部で、安全性を再確認していた。
柏崎刈羽原発の再稼働の準備を巡っては、...
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