電力広域的運営推進機関は15日、九州―本州間の送電線を増強すべく関門海峡に海底ケーブルを新設する計画を明らかにしました。太陽光発電など再生可能エネルギーの大量導入で出力を絞る「出力制御」が頻発する九州から本州に送電し、有効活用するのが狙いです。これは再生エネ活用のための必須事項なので、本来はもっと早く進めておくべきでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
九州―本州間の送電線を増強 「出力制御」の太陽光活用
共同通信 2025/10/15
電力広域的運営推進機関は15日、九州―本州間の送電線の増強計画を発表した。関門海峡に海底ケーブルを新設する。太陽光発電など再生可能エネルギーの大量導入で出力を絞る「出力制御」が頻発する九州から本州に送電し、有効活用するのが狙い。
中国電力と九州電力、電源開発(Jパワー)の子会社が参画し、工事費4412億円を見込む。既存送電線の容量は約280万キロワットだが、増設で100万キロワットが加わる。2039年3月に運用を開始する計画だ。
九州では太陽光発電や洋上風力など再生可能エネルギーの導入が加速。広域機関は増強で出力制御量が約2割減ると試算している。