2022年9月2日金曜日

02- 原発の信頼回復「道半ば」 退任する更田規制委員長

 規制委の更田豊志委員長(65)は任期満了で21日に退任するのを前に共同通信のインタビューに応じ規制当局に対する国民の信頼回復について「実績を積むしかない。信頼回復はずっと続くプロセスであり、まさに道半ばだ」と述べる一方で12年9月に発足してからの10年間を振り返り「産業界、財界の求めとは無関係に、安全に特化した判断ができたと思う」と強調しました。少なくとも前委員長に比べれば遥かにマシでした。
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原発の信頼回復「道半ば」 退任する更田規制委員長
                             共同通信 2022/9/1
 原子力規制委員会の更田豊志委員長(65)は1日、任期満了で21日に退任するのを前に共同通信のインタビューに応じた。東京電力福島第1原発事故で失墜した原子力利用や、規制当局に対する国民の信頼回復について「実績を積むしかない。信頼回復はずっと続くプロセスであり、まさに道半ばだ」と述べた。

 規制委は、原発を推進する経済産業省の内部にあった規制当局の原子力安全・保安院を分離するなどして2012年9月に発足。更田氏は、独立性や透明性を理念に掲げて活動した10年間を振り返り「産業界、財界の求めとは無関係に、安全に特化した判断ができたと思う」と強調した。