柏崎刈羽原発での重大事故を想定した住民の避難訓練が9日、半径30キロ圏の住民約300人が参加し、県の避難計画に基づき、車やバスで移動する流れを確認しました。福祉施設の入所者ら要支援者の避難を円滑に進める訓練も実施しました。
花角知事は住民が避難所に到着して受付を済ませる様子を確認し、記者団に「デジタル技術を活用して、スムーズな本人確認ができていた」と述べました。
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柏崎刈羽原発で事故想定、住民約300人参加の避難訓練 要支援者への対応、混雑の緩和策は…避難の課題探る
新潟日報 2025/11/9
東京電力柏崎刈羽原発での重大事故を想定した住民の避難訓練が9日、県内各地で行われた。原発から半径30キロ圏の住民約300人が参加し、県の避難計画に基づき、車やバスで移動する流れを確認した。福祉施設の入所者ら要支援者の避難を円滑に進める訓練も実施した。
訓練は柏崎市や刈羽村で震度6強の地震が発生。運転中だった柏崎刈羽原発6号機の冷却機能が失われ、放射性物質が放出されるとの想定で行われた。
燕市交通公園では、長岡市や見附市などから避難してきた住民に放射性物質が付着していないか検査。今回は...
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柏崎刈羽原発の避難訓練を視察 新潟知事「スムーズだった」
共同通信 2025年11月09日
新潟県で9日、東京電力柏崎刈羽原発の重大事故を想定した半径30キロ圏内の住民の避難訓練があり、花角英世知事が視察した。住民が避難所に到着して受付を済ませる様子を確認し、記者団に「デジタル技術を活用して、スムーズな本人確認ができていた」と述べた。
訓練は震度6強の地震が発生し、運転中の原発で炉心冷却機能が失われ、放射性物質が放出される事態を想定。柏崎市、刈羽村など5市村の住民約300人が参加した。花角氏は、長岡市の約30人がバスで新潟市の避難所に到着するまでを見守った。
再稼働は花角氏の判断が焦点。14日にも原発を視察する方向で調整しており「近いうちに考え方を示す」としている。