黒川東京高検検事長の無理やりな定年延長は、官邸からの横やりに法務省が屈したことに他ならないのですが、それに関連して森法相が「福島原発事故時にいわき市の検察官が市民より先に逃げた」と国会で発言したのは、「社会情勢の変化」の説明とは無関係の話で理解不能でした。
衆院法務委員会で、森法相は不適切な発言だったと謝罪しました。
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森法相「国会審議に迷惑」と謝罪 「検察官逃げた」答弁
共同通信 2020/3/13
森雅子法相は13日の衆院法務委員会の冒頭、東京電力福島第1原発事故時に福島県いわき市の検察官が市民より先に逃げたとの国会答弁について「国会の審議に大変な迷惑を掛けた。個人的見解を述べたものだったが、検察を所管する法務大臣として不適切だった」と改めて謝罪し、深々と頭を下げた。
野党は「答弁の撤回と謝罪では到底済まない。法相としての重責を担う資格があるのか厳しく問われている」と追及。森氏は「今後の国会審議には、より一層誠実に対応する」と述べた。
森氏は「法務行政は国民の信頼を基盤としている。答弁が検察の活動の公正性に誤解を招きかねないものだった」と陳謝した。