2020年3月2日月曜日

除染廃棄物の焼却灰 減容新施設が完成

 福島県内の除染廃棄物を燃やして出る灰の容積を減らすための新しい施設が、福島第一原発の周辺にある中間貯蔵施設の用地に完成しました。
 灰を高温で熱して容積を減らすもので、減容後は放射性物質濃度がキログラム当たりの平均で10万ベクレルほど「ばいじん」と濃度が比較的低い「スラグ」に分ける作業を行います
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除染廃棄物の焼却灰 容積減らす新施設完成 
NHK NEWS WEB 2020年2月27日
福島県内の除染廃棄物を燃やして出る、汚染の程度が高い灰の容積を減らすための新しい施設が、福島第一原発の周辺にある中間貯蔵施設の用地に完成しました。

福島県双葉町と大熊町の中間貯蔵施設の用地では、除染廃棄物を処理するためのさまざまな施設が徐々に整備され、並行して廃棄物の搬入が進められています。
27日は廃棄物を燃やして出る、汚染の程度が高い灰の容積を減らすために建設された、「灰処理施設」などの完成を記念する式典が開かれました
除染廃棄物は、2045年までに福島県外で最終処分することが法律で定められていて、式典で双葉町の伊澤史朗町長は「施設は土地を手放す住民の思いがあり完成した。
県外での最終処分を引き続きお願いしたい」と述べました。
「灰処理施設」では灰を高温で熱して容積を減らし、放射性物質の濃度が1キログラム当たりの平均で10万ベクレルほどの高さになる「ばいじん」と、濃度が比較的低い「スラグ」に分ける作業を行います。
ばいじんは、中間貯蔵施設の用地にある厚さ30センチ以上のコンクリートに囲まれた「廃棄物貯蔵施設」に運ばれ、専用の容器で保管されます。
環境省の鎌形浩史事務次官は「初めての取り組みの灰処理を安全第一に進めていきたい。中間貯蔵施設を容認してくれた双葉町の苦渋の思いを胸に復興に全力を尽くしたい」と述べました。