政府は12日、トリチウム汚染水を海や大気に放出するのが現実的だとする小委員会の報告書について、福島県浪江町の町議会で説明しました。
議員からは「(海洋)放出すれば地域経済、社会が崩壊する」「海洋放出で魚が売れなくなれば、生活は成り立たない。後継者もいなくなる」などと激しい反発が相次ぎました。
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浪江町議会、処理水放出案に反発 「地域が崩壊する」
共同通信 2020/3/12
政府は12日、東京電力福島第1原発で増え続ける処理水は海や大気に放出するのが現実的だとする小委員会の報告書について、福島県浪江町の町議会で説明した。議員からは「(海洋)放出すれば地域経済、社会が崩壊する」などと激しい反発が相次いだ。
第1原発から近い県沿岸部に位置する浪江町はかつて漁業が盛んだった。高野武町議は「海洋放出で魚が売れなくなれば、生活は成り立たない。後継者もいなくなる」と指摘。16人いる議員のほぼ全員が「帰還する住民が減るのではないか」「政府は風評対策を講じるとしているが、具体性がない」などと海洋放出に反対を表明した。