伊方3号機の停止求め仮処分申請 広島と愛媛の住民ら
共同通信 2020/3/11
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め、広島県と愛媛県の住民7人が11日、広島地裁に新たな仮処分を申し立てた。
伊方3号機は昨年12月から定期検査のため運転を停止中。山口県の住民による同様の仮処分の即時抗告審で、広島高裁は今年1月「四国電の地震や火山リスクに対する評価や調査は不十分」として運転を禁じる決定を出した。四国電が異議を申し立て、今後広島高裁の別の裁判長が決定の可否を審理する。
住民側代理人の河合弘之弁護士は「広島高裁の決定が今後覆る可能性もあり、念には念を入れて闘いたい」と語った。