敦賀原発廃炉で計画変更を認可 原電が発表
中日新聞 2020年3月24日
日本原子力発電は二十三日、廃炉作業中の敦賀原発1号機(敦賀市)について、廃棄物を入れたドラム缶の圧縮装置を導入するための廃止措置計画の変更認可を原子力規制委員会から受けたと発表した。
認可は十九日付。処理するのは低レベル放射性廃棄物のうち、放射性物質の濃度が三段階で二番目の「L2」のもの。ゴム製品や保温材など圧縮可能なものを二百リットルのドラム缶に入れて約三分の一に圧縮する。
二〇二一年度に圧縮装置を導入し、年間千五百本程度を処理する計画。圧縮した缶三個を新たなドラム缶一個に詰めることで輸送や埋設する本数を減らす。
敦賀1号機は、タービン建屋内の設備などを解体中で、廃炉完了は三九年度を予定している。(尾嶋隆宏)